平成19年4月4日の大洲城
(写真をクリックすると大きな写真が見れます)

 鎌倉時代末期、伊予国の守護・宇都宮豊房が築いた地蔵ケ岳城が始まりといわれている。
豊臣秀吉の四国統一後、戸田勝隆、藤堂高虎、脇坂安治が相次いで城主となり、4層4階の天守閣を中心に、本格的な近代城郭が整備された。
元和3年(1617)には米子から加藤貞泰が入城し、明治維新を迎えるまで加藤氏の居城となり、この地を治めた。
 明治維新後に城郭が壊されたが、2004年、古写真や江戸末期の木組模型などをもとに4層4階の天守閣が復元された。
4棟の櫓は解体をまぬがれ、国の重要文化財に指定されている。(四国観光検定公式テキストブックから引用)









 四国西部、清流肱川のほとり、小高い丘に大洲城は築かれました。
その歴史は、鎌倉時代末期、伊予国守護宇都宮豊房の築いた地蔵ケ岳城が始まりといわれています。
激動の戦国時代を経て、小早川隆影が伊予平定の後、戸田勝隆、藤堂高虎、脇坂安治が相次いで城主となりますが、このころ、4層4階の天守閣を中心とした本格的な近世城郭に整備されたのではないかとみられています。

 また、藤堂高虎は慶長10年(1605)部下に命じて塩売買のための塩屋町を設けさせており、これが城下整備の始まりといわれています。

 元和3年(1617)7月、米子より加藤貞泰が入城し、加藤大津(洲)藩が誕生しました。
以後、明治維新を迎えるまで、貞泰、泰興、泰恒、泰統、泰温、泰みち、泰武、泰行、泰候、泰済、泰幹、泰祉、泰秋と13代、252年間にわたり加藤氏が6万石の城主としてこの地を治めました。

 加藤家の歴代藩主は、いずれも文武を好み、藩政につくしましたが、中でも豪放な武将で知られる2代泰興は、冶世に優れ、城下町を大きく発展させたといわれています。
また泰興のとき、大洲藩領のうち1万石が弟の直泰に分与され、元和9年(1623)新谷藩が成立しました。

 大洲の歴史を刻み、発展を見守った大洲城は、明治に入り次第に城郭がとりのけられ、明治21年(1888)には、ついに天守閣も取り壊されました。
現存する四櫓はいずれも重要文化財として大切に保存され、かつての面影を伝えています。

      平成の城普請「大洲城天守閣復元」から引用
現在の加藤家の庭にある南隅櫓(左)高欄櫓、本丸、台所櫓 向かって左が台所櫓、本丸(今回復元)、右が高欄櫓です

天守閣の復元に向けて


 市民の長年の夢であった大洲城天守閣の復元事業は、大洲城本丸跡に天守閣と現存する台所、高欄櫓(いずれも重要文化財)を結ぶ多聞櫓を復元するというもので、歴史を後世に正しく伝えるため、史実に忠実な復元をめざしています。
完成すれば、戦後復元された木造天守閣としては日本一の高さ(19.15m)となります。

 大洲城は、築城当時に造られたと思われる天守雛形をはじめ、古絵図、明治時代に撮られた写真など、多数の資料に恵まれ、往時の姿を正確に復元できる日本でも数少ない城だといわれています。

 大洲市が市制施行40周年を迎えた平成6年、建築史家・(故)宮上茂隆氏を顧問とする「大洲城天守閣再建検討委員会」(のちに「同復元委員会」が発足しました。
詳細な資料分析を経て、平成8年、復元構想が報告され、天守閣復元事業は動き出しました。

 平成9には30分の1の外観模型を作製し、市役所ロビーに展示。
平成10年には天守閣跡地の地質調査、平成11年には発掘調査を実施し、本格的な募金活動も開始しました。
さらに平成12年には使用する木材の調達を開始し、平成13年2月には実施設計が完了、平成13年6月には本体工事に着手するなど着々と事業がすすみ、平成16年9月に完成の予定です。

           平成の城普請「大洲城天守閣復元」から引用

天守閣の高さ比べ

区   分 宇和島城(現存) 大洲城(復元) 松山城(現存)
天守の層階 三層三階 四層四階 三層三階地下一階
天守主の高さ
(石垣天端上)
15.24m 19.15m 15.92m
天守の床面積 310.09u 378.53u 629.45u
天守の完成年 寛文11年
(1671)
文禄・慶長年間
(1592〜1615)
安政元年
(1854)
天守の築城者 伊達宗利 藤堂高虎
または
脇坂安治
松平勝善
最終石高 10万石
(宇和島藩)
6万石
(大洲藩)
15万石
(松山藩)

大洲商工観光課発行のかわら版復元大洲城から
【肱川の鵜飼】
 毎年6月1日から9月20日にかけて肱川で鵜飼が開催される。
岐阜県の長良川、大分県の三隈川とともに日本の三大鵜飼として知られている。
 1957年に始まった観光向けの鵜飼では、屋形船に乗って川魚料理を味わいながら鵜飼の様子が見学できる。屋形船と併走する鵜船で、黒装束の鵜匠が数羽の鵜を見事な手綱さばきで操るさまは、夏の夜の水上ショーとして多くの観光客を集める。(四国観光検定公式テキストブックから引用)

当サイトに掲載されている情報・画像の無断転載を禁止します。
当サイトに関する著作権は(有)ハローインターが有します。  
CopyRight(C)2005 Halloo Inter,All Rights Reserved