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いたいけな巡礼お鶴に紅涙をしぼる」浄瑠璃作者近松判二の傑作「傾城阿波の鳴門」の主人公坂東十郎兵衛の屋敷跡で、約300年前、
享保年間の建物であります。
 十郎兵衛は、阿波の国宮島浦の庄屋に生まれ、父隠居後十郎兵衛を襲名、宮島浦と鶴島の庄屋として、苗字帯刀を許され豪邁にして任侠
に富み、藩主より望まれて「他国米積み入れ川口裁判改め役」の重職を命ぜられていました。
 当時阿波の国は藍作と製塩の二大産業を奨励したために米が不足し他国より輸入せねばなりませんでした。
 江戸幕府は当時兵器、食糧を集めることを禁じていましたので密輸入となり、十郎兵衛は輸入米の検査をする役目であったので、輸入米をめ
ぐり部下の不正が判明し、これが公となって藩と幕府に対する立場の板ばさみとなり、藩も罪状を明らかにすることが出来ぬままに、元禄11年
11月21日刑場の露と消えました。(長男以下男子3人処刑、妻お弓、娘おつるはその後病死)これが十郎兵衛の本当の姿で、幕府の隠密政
策の犠牲となり、外様大名阿波藩蜂須賀家25万7千石の礎石となったのです
十郎兵衛屋敷正門
A
M8:30〜PM5:00
休館日:13月31日〜1月3日
入館料:大人400円
交通:JR徳島から車で15分
市内バス:富吉団地行き阿波
     十郎兵衛屋敷前下

鶴亀の庭
 
この庭は、十郎兵衛生前からの庭で、
鶴、亀の庭と呼ばれており、黒松と自然
石を巧みに配置した準日本式の庭園で
元禄様式を伝えています。
人形浄瑠璃芝居(傾城阿波の鳴門)

傾城阿波の鳴門八段目「巡礼歌の段」
庄屋の坂東十郎兵衛が処刑(1696)
された約70年後、近松半二らによっり作
られた阿波藩のお家騒動の物語です。
殿の名刀「国次」の刀が盗まれます。
この探索を命じられた十郎兵衛は、妻お
弓と共に盗賊の仲間入りをし、役人に追
われながら刀を探しております。
大阪の隠れ家へ徳島から父母恋しい娘
のおつるが西国巡礼をしながら訪ねてき
ますが、親子と名乗ると盗賊の罪が娘に
かかることを恐れ、我子と言わずに泣く泣
く帰らせる母と子の情愛の場面です。
人形浄瑠璃上演館

阿波の人形浄瑠璃芝居は、藩政時代に
60近い人形座があり、大衆娯楽として
最盛期を迎えていました。
阿波独特の大型な木偶人形を繰り、主と
して神社の境内など野外に舞台が設けら
れていました。
この「農村舞台」と言われる上演場には
カラクリ装置を施し、上演する物語により
舞台模様が変化する仕組みになってい
ます。
この上演館もこれを参考にして造られ、十
郎兵衛屋敷民芸部の手によって「傾城阿
波の鳴門」を上演しております。
阿波木偶人形

資料館には、人形浄瑠璃に使われる木偶
人形を数多く陳列し、木偶が登場する物語
の説明、阿波木偶人形師の製作工程など
分かりやすく展示説明しています。
十郎兵衛遺品

屋敷内に保存されていた「あけずの箱」には
手を触れると凶事があるという言い伝えがあ
りました。
大正の初め、川内村誌編纂のため、その箱
を当主や神官の立会いで改めたところ、中か
ら鎧、刀や古文書、櫛、鏡などが出てきました
それらの遺品を展示しています。
木偶会館

木偶の製作過程を実演しています。
人形浄瑠璃芝居定期上演時刻表
 4月 1日〜 7月19日  土曜日15:00、日曜日・祭日10:30、15:00
 7月20日〜 8月31日  平日、土曜日15:00、日曜日・祭日10:30、15:00
 9月 1日〜11月30日  土曜日15:00、日曜日・祭日10:30、15:00
12月 1日〜 3月31日  土曜日、日曜日、祭日15:00
上演時間は25分です。
十郎兵衛まつり(6月第1土、日)及び阿波踊り期間中(8月12日より15日まで)は、上記定期上演
  時刻以外にも上演します。
特別上演をご覧になりたい方は、予約にて1回¥15,000(特別料金)で受け付けております。
  (ご予約は1週間前までとさせていただきます)
なお、徳島会館においても、土、日、祝日には3回公演を行っております。

お問い合わせ先
  阿波十郎兵衛屋敷(徳島市川内町宮島本浦  TEL・FAX 088−665−2202)
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